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耐震改修工事費用よりも廃炉+一基新設の方が安上がり?
廃炉は賛成。仕方なく賛成。
廃炉と一口で言っても、自動車工場や液晶パネルの工場を閉鎖するようにはいかないワケで、大量に発生する放射能に汚染された産廃の処理や、汚染された土壌の浄化、放射性廃棄物の保管と数百年にわたる管理といった、これまで我々が経験した事のない課題が山積みだ。造ってしまった以上、何とか日本という国の体力が残っているうちに廃炉作業を終えて、速やかに管理のフェーズへ移行しなければならない。浜岡原発1号基、および2号基は、廃炉に向けての放射性物質の除去や解体といった作業を2030年頃までに終える予定としている。
繰り返すが、原発は廃炉して終わりではない。そのあと延々と気の遠くなるような年月、人間が管理し続けなければならないのだ。この点が、通常の火力発電所の解体とは決定的に異なる。

単純な比較対象にはならないことを承知の上で、東北の松尾鉱山の中和処理施設をとりあげてみたい。
1972年の閉山後、鉱山から流出を続ける強酸性水のために汚染が進んだ北上川の浄化のために建設されたのが旧松尾鉱山新中和処理施設である。
1982年の稼働開始から24時間体制で、毎分18トンにおよぶ強酸性の廃水を処理するこの施設は、建設に約100億円、運転管理に年間およそ6億円、閉山後の環境対策に356億円もの税金が費やされている。これがいつ終わるともしれない負の遺産との戦いだ。鉱山ひとつでこの有様だ。

日本に現存する55基の原発を廃炉にした後、数百年間に渡って廃棄物を維持管理するために、どれほどの税負担と人的犠牲を強いられるのか。
それらの作業に費やされる化石燃料と、それに伴って排出される二酸化炭素は「原子力はカーボンフリーである」という大嘘の中にはカウントされない。
想定外のトラブルで電力供給が止まれば、六ヶ所村に一時保管されている放射性廃液は沸騰し始め、やがて水蒸気爆発によって日本は死の灰で覆われる。
それが今の日本の現実である。

ストップ浜岡原発
| 反核 | 17:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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